アカバナトチノキ
車を運転していた夫が窓の外を指して「これは何の木?」と聞いてきました。
ベニバナトチノキだと答えると、今度はトチの実がなるのかと聞いてきました。
並木道によく植えられているベニバナトチノキは北米南部原産のアカバナトチノキとヨーロッパ原産のセイヨウトチノキが交雑してできたそうです。
5月頃に付ける赤い花は、車からでもわかる程、よく目立ちます。
セイヨウトチノキはフランスでマロニエと呼ばれています。
日本に昔から自生しているトチノキとは親戚のようなものですが、花の色や形が違います。
昔私の父が脳卒中の発作で倒れて、右半身に麻痺が残った時に見舞いに来た方からトチの実を頂いたそうです。
その方は、麻痺した右手でトチの実を2つ3つで転がしていれば、手のリハビリになると言ったそうです。
私は高校生でしたが、初めてトチの実を見たのでした。
栗に少し似ていましたが、触った感じはもっと硬くて、愛嬌のある形をしていました。
トチの実はアクが強いので、長い間持っていても虫に食われる心配も無いのでかなり長い間家にありました。
父はすぐにリハビリに挫折して、麻痺した右手はほとんど良くなりませんでした。
そうなるとトチの実は誰からも顧みられる事は無くなりました。
どこへやってしまったのか、もう記憶にありません。
並木道のアカバナトチノキにもあんなに硬い実がなるのでしょうか。
もしなるとしたら、拾ってみたいと思いましたが、車で通り過ぎるだけの道なので拾う機会は無いかも知れません。
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